特別支援教育支援員アンケート(2016.11〜2017.8実施) 集計結果

母数は少ないながら、【全国】から集まった声

  1. アンケート回答受付期間:2016年11月5日〜2017年8月15日
  2. 対象者:現役の特別支援教育支援員の方
  3. 募集方法:SNS(Facebook、Twitter)、メール、口頭
  4. 回答方法:Shake-Hands.orgウェブサイト上・専用回答フォームにてオンライン送信
  5. 回答数:17件
  6. 回答者の居住地域:関東、関西、中国、九州沖縄

“こどものミカタ”養成講座のプログラム立案の参考とするため、企画立案期間から参加募集期間にかけて呼びかけを行い、回答を回収しました。結果的には、回答数17件と母数は十分とは言えないものでしたが、ここから見えてくることは決して少なくありません。ぜひご一読ください。

※全データの一括表示はこちらにございます。

Q1. あなたは現在、特別支援教育支援員としての研修の機会に満足していますか?
Q01(単一選択)
満足している2
満足していない15
合計17
Q2-1. 今年度、あなたの勤務する自治体では、【行政】開催の特別支援教育支援員研修は年間何回ありますか?
Q01(単一選択)
0回1
1回4
2回7
3回0
4回2
5回以上0
わからない/事前に知らされていない3
合計17
Q2-2. それは昨年度までと比べて、増えましたか、減りましたか?
Q2-2(単一選択)
増えた0
減った1
変わらない11
わからない(今年度が初任など)5
合計17
Q3-1. あなたの身近に、【民間】開催の特別支援教育支援員研修は年間どの程度ありますか?
Q3-1(単一選択)
開催されていない3
1~2回4
3~5回2
6~10回2
それ以上0
情報がない6
興味がない0
合計17
Q3-2. それは昨年度までと比べて、増えている印象ですか、減っている印象ですか?
Q3-2(単一選択)
増えている印象2
減っている印象0
変わらない印象4
わからない11
合計17
Q4. 行政/民間を合わせて、あなたが年間に受講する特別支援教育支援員研修は何回くらいですか?
Q4(単一選択)
0回(機会がない)2
0回(必要がない/興味がない)0
1~2回10
3~4回1
5~6回3
それ以上1
合計17
Q5. 前問で答えた回数のうち、行政開催/民間開催の比率はどのくらいですか?
Q4(単一選択)
行政のみ10
行政のほうが多い0
半々くらい2
民間のほうが多い3
民間のみ0
該当なし(前問で「0回」)2
合計17
Q6. 「特別支援教育支援員研修」で、あなたが学びたいことは何ですか?
Q06(自由記述/1人3つまで記入可)
不登校、ひきこもりの研修
発達障害児別の対応事例
発達障害児の周りに対する対応策
発達障害の病状
発達障害の実情
発達障害に限定しない、障害児への学習支援
発達障害についての研修、緊急時の対応
同じ職種の人との情報交換
担任の先生との連携について
担任の先生との協力のあり方
色々な発達障害の特徴と対応の仕方をわかりやすく
情緒の子への対応の仕方
症例、ケースごとの具体的な支援方法
小学校における支援員のあり方
事例研究 対応の成功例、失敗例
事例検討
支援対象生徒への声掛け
支援対象の子の周囲の子への対応
支援教育の目的と現状
支援員として支援をしに学校に入るにあたっての心構え
支援している児童に合った支援の仕方について
困っている事例について一つずつ解決していく研修
現場教職員(担当児童の担任とコーディネーター)との関わり方
具体的な支援方法
教育現場での事例に基づいたグループワーク
基本的礼儀作法や連絡の取り方などの研修
学齢期の子どもたちの発達課題と支援の仕方
学校内ではどうにもならない(暴力事件等)をおこす子供について
学校と方針が合わない場合の対処法
一人ひとりの特性に合わせた支援の方法
パニックを起こした際の対応
waisの見方、いかし方
LSAの講座の様な具体的な支援方法
K式発達検査の取り方・解釈の仕方
itを使った支援の具体例
Q7. 前問で答えた内容の研修を受けるとしたら、どのようなプログラム構成がよいと思いますか?
Q7(単一選択)
1回に1つのテーマ×複数のテーマがあり、希望するものだけ選択受講できる「シリーズ開催」型7
1回に1つのテーマ×複数のテーマがあり、すべてを受講することを前提とした「連続講座」型1
1回に複数のテーマを扱い、短時間でハイライト的に学ぶ「入門講座」型1
1回に扱うテーマの数に関わらず、1回完結の「単発セミナー」型7
その他1
合計17
Q7. その他の回答
半年くらいに渡り、月一回ないし、二回開催。様々な教育現場の立場の方からの講座やグループワークを受講したい。
Q8. 前問で答えた内容の研修を受けるとしたら、どのような開催方法を望みますか?
Q08(複数回答可)
半日(3時間程度/午前)の開催13
半日(3時間程度/午後)の開催7
半日(3時間程度/夜間)の開催1
1日(午前~午後)の開催3
1日(午後~夜間)の開催0
全日(午前~午後~夜間)の開催0
2~3日通しで宿泊を伴わない開催0
5日~1週間程度で宿泊を伴う開催0
週1回程度で複数週にわたる開催1
月1回程度で複数月にわたる開催8
その他0
合計33
Q9. 以下のうち、研修に参加しやすいのはいつですか?
Q09(複数回答可)
平日5
土曜7
日曜7
祝日4
夏休みの平日12
夏休みの土日祝2
冬休みの平日4
冬休みの土日祝2
春休みの平日5
春休みの土日祝2
ゴールデンウィーク2
シルバーウィーク1
ハッピーマンデー等の3連休1
上記にはない/そのときでないとわからない1
合計55
Q10. 私費で参加するとして、「3時間×3回」程度の研修に払ってもいいと思える参加費の【上限】は?
Q10(単一選択)
無料1
1,000円まで2
3,000円まで4
5,000円まで7
6,000円まで3
7,000円以上0
合計17
Q11. 特別支援教育支援員をしていて、「困る」「悩む」ことは何ですか?
Q11(複数選択可)
児童生徒に対して、どう対応してよいかわからない7
教員や学校職員に対して、どう対応してよいかわからない9
休みが少ない1
休みが多い1
勤務時間が長い1
勤務時間が短い4
担当する児童生徒が多い4
担当する児童生徒が少ない0
賃金が安い13
自分の判断ではできないことがある10
過度の負担を強いられることがある4
責任範囲がわかりにくい10
その日の予定が事前に知らされない7
教員や学校職員との情報交換の機会や時間がない12
同じ学校の支援員同士での情報交換の機会や時間がない3
他校の支援員同士での情報交換の機会や時間がない8
事例研究のような実践的な学習の機会がない11
事例研究の機会はあるが、関心のあるケースが少ない0
その他6
合計111
Q11. その他の回答 (回答母数=6名)
賃金に関して、仕事内容は同じはずなのに地域差が激しい。
支援員職にやりがいも感じるが、教員が休憩するために、と、授業指導や採点など支援員業以上を求められ、教員の負担軽減のためにこき使われているのが現状では? と感じる。時間外勤務になろうと教材作成を頼まれることは日常茶飯事。
重労働にもかかわらず、ほぼボランティア状態。
自分の立場についてなやむ。支援員はどこまで補助すればいいのか。入り込みならなおさら、支援以外の子の支援など悩む。
研修は一度しかないため内容も”さわり”程度で実践に活かせない。そのため、休みを取って自費で研修を受けに行く。教員は出張扱い費用も出るが。。。
生徒についての情報が分からず、対応に苦労する。
事前に支援対象の子の情報が一切ないまま支援に入ること。(名前、障害の情報、注意事項、特徴、パニックの有無、知的レベル等)
事前に教員と支援員の支援方法(どうやってやっていくか?)のすり合わせがない。
他害のある子の支援でけがをした場合、どうしたらいいのか?
他害のある子の暴力を制止するときのやり方。
支援学級の先生に、支援の仕方で困った時、相談しても的確なアドバイスがもらえない。
支援するのが大変な児童への対応を、丸投げされる時がある。
5時間の勤務だが、1時間ごと学年の違う別の児童、給食、掃除も違う児童の支援、その間に、支援記録ファイルに、自分がどう対応したか記入する業務もあり、目まぐるしく勤務時間過ぎても仕事が終わらない。
支援学級児童がいる普通学級の担任が、支援員を必要ないものと邪険にする
支援に対する対応の仕方が、学校ごとに大きく異なる。

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