「こんなとき、どうしたら?」のひきだしを、増やす。
第2回では、具体的な支援の「手立て」について、ワークショップで学びます。
第1回で学んだ「見立て」と同じく、支援の基礎として欠くことのできない「関係性」の構築。こどもに信頼され、こどもに安心され、こどもの方から手をつなぎに来てくれるような好ましい関係が築けてこそ、こちらの言葉が届き、耳を傾けてくれる”支援”の大前提が整います。
そして、こどもと関わる中で、押したり引いたりしながら1日1日を積み重ねていく中で、互いにとってオリジナルな”支援”の形が醸成されていきます。
“支援”のかんたんマニュアルは、ありません。「明日からすぐ効果の出るテク」も存在しません。
この回は、長年、神経科クリニックこどもの園(茨城県牛久市)で発達や心理面に関するこどもや大人の療育に携わり、現在は東京成徳大学応用心理学部で教鞭もとる菊池春樹氏を講師に、こどもとの好ましい関係性を育もうとするときに心に留めておきたい視点や、手立ての基本を学びます。
‐挨拶・オリエンテーション
‐ワークショップ①
‐講義「こんなときどうする?問題行動の見方」
‐ワークショップ②
‐休憩
‐講義「不適切な行動の見方 行動の法則」
‐ワークショップ③
‐講義「全体のまとめ」
‐事務局からのインフォメーション、フリー交流タイム
- 講義「”こどものミカタ”概論」
こどもを「見る」とはどういうことか、基本的な考え方を学びます。 - ワークショップ(1)(2)
他者とともに、こどもを「見る」ということを体験します。 - まとめ・振り返り
講師:菊池 春樹
<プロフィール>
【きくち・はるき】
博士(ヒューマン・ケア科学)。東京成徳大学応用心理学部 臨床心理学科 准教授。
柏市保健衛生審議会母子保健専門分科会(委員)、日本子ども虐待防止学会(学術集会支援委員会委員長)、日本社会精神医学会(評議員)、日本カウンセリング学会、関東子ども精神保健学会、日本児童青年精神医学会所属。著書・論文多数。